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妄言集。腐女子発言(カテゴリー)は基本的に折りたたみ。
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 FFが世に生まれ出てから20年。おめでとう&ありがとう。FF4のおかげでとても嬉しく楽しい気持ちになってます。
 20年もの間好きというのも凄い話で、同時からFF4の同人誌は買ってたけど、まさか自分で二次創作サイトを作るまでになろうとは。ネタが尽きたり書くことに満足して創作をやめると時がいつかは来るだろうが、それでも一生好きなのだろう。それぐらい人生に影響を与えた。
 できる事なら記憶を消して、またプレイしたい。
 今じゃ離脱ポイントが分かるもんだから、カインの装備を剥がすのは当たり前になってるし、リディアとギルバートとヤン、もしくはシドやヤンが立て続けにいなくなっても、ゲーム進めるのが嫌になるほどのショックは受けないもの。当時の私には装備を持ち逃げされてもリロードしなおして装備を引っぺがすという発想はなかった。20年ですっかりヨゴレた大人になったものだ。
 あの頃は店で装備をそろえた後にダンジョンでその装備を拾えちゃったりしたもんだから「ぬがー!」言ってみたり、ほとんど使わないのに無知故にダイエットフードを買いこんで無駄金使ったり。
 当時の初回プレイを動画に残して今見直してみたら、きっととんでもなく面白いに違いないと断言できるね! そんぐらい初回はトンチキな行動が多かった。

20年前にはネットなどなく、攻略雑誌はあったかもしれないが存在を知らず(多分小遣い的にもきつかった)、当時は知らなかった事が結構ある。以下は懐かしい思い出語り。長いのから折りたたむよー。

追記:FF4サーチさんの「あれから…」コーナー見てきて嬉しさのあまりスクショまで取ってきてしまった。皆見に行くといいよ! ピクシブも20周年絵が上げられててキャッホー!


20年前には知らなかった事。

バーサクセシルの存在。
 聖セシルは白魔法を戦闘中に使っても大した威力はないから「たたかう」一本、だったらバーサクかけて放置した方がいいという戦法を知らず「えー、バーサクかけたらコマンド受け付けないじゃん、なんか嫌だな」という事で私が操作するセシルは(と、いうより他キャラも)バーサク化する事はなく、私が操作するセシルは最後まで清いセシルだった! ※未だにバーサクかけるのは好きじゃない。

ラスボス戦のリディアの扱い。
 ローザのケアルガ回復量を上げるため、ラスボス戦ではリディアは寝かせたままがいいというのがセオリーで、場合によっては投げるもの投げ終わったエッジも寝かせておくらしいが、何故か必死に毎回起こして戦闘に参加してた。エッジは自分に回復アイテム使うので精一杯、カインが瀕死でジャンプしてるおかげで味方の回復量がその分上がっているという状態。
 ラスボス戦だというのに、セシル→ひたすら殴る、エッジ→ひたすら投げる(アイスブランドまで投げてたのは覚えてる)めぼしいものを投げ終わったらハイポなどで回復のおいつかない他キャラをサポート&リディア叩き起こし係り、カイン→ジャンプ、たまに瀕死すぎる時は自分でエクスポーション(あまりに使ってこなかった為にエリクサーの存在をすっかり忘れる&焦っていた)、ローザ→ヘイストかけてもスロウかけても打ち消されるもんだから、ケアルガ一本。リディア→バハムートor自分の回復…というのが当時の私の戦い方だった。効果的にラスボスを倒すなんて事はまずなかったね!

シルフ、ドラゴンの有用性。
 リディア加入後はシヴァか、MP消費の激しい召喚よりも黒魔法を軸に戦っていた為、SFC版のドラゴンが無属性&詠唱時間が短いから便利に使える、シルフも相当使えるというのを知らずにクリア。アスラもギャンブル性の高さからほとんど呼ばなかった。ついでにいうならオーディーンも使わなかった…。
 リヴァイアサン入手後のボス戦はおおつなみ、終盤はメガフレアメガフレアメガフレ以下略。カウンター?そんなもん構うもんかと盛大にメガフレア。当時の私に戦術という二文字など存在しなかった。
 更に言えば通常戦闘ではリディアはMPをケチる為&ホールドの効果を期待して鞭で直接攻撃が一番多かった(ロッドに持ち替えず、しょっちゅうそのままボス戦闘に突入したものだ)。
 バイオの有用性にも気づかなかったなあ。殴った方が早いと思っていた為に、使う時はあの音が聞きたいとかそんな理由だった。

ドロップ召喚獣の存在。
 SFC時代では情報もなくごくごく普通~に進めていたが、一度もドロップする事はなかったので、DSに来るまでドロップ召喚獣がいるなんて知らなかった。ドロップに関しては、フェイズからは逃げまくった為にガラスのマスクの存在も知らなかった。飛竜の槍やアルテミスの弓なんかはつるっと入手してたけど。飛竜の槍はあのズバーンという特徴的な効果音のお陰で印象が強い。

チョコボの森の存在。
 トロイアから橋を渡った南部の森に、大した意味もなさげなチョコボの森があるのは知っていたが、トロイア~ダムシアン大陸間の孤島にある事は、DSの攻略本を見て初めて知った。…何か意味があるのかこれ、分からないだろこれー!!! たぶんこれがDS版を手にした時の一番衝撃的だった事実だと思う。

磁力の洞窟は宝箱を回収したらさっさと奥に進むといいってのも知らずに、一生懸命戦ってた。
 ヤンとシドがいるし、セシルは弓装備してるからそんなに問題じゃないだろう、とにかくボス戦に向けてレベル上げなきゃ!と真面目に戦闘こなしてたなあ。戦闘をする場合はここでセシルにバーサクかければいいと知ったのは大分後になってからだった(DS版に来るまで知らなかった)。
 セシルの弓のヘタさに絶望したのもいい思い出。そもそも弓と矢ってどっちの手に装備するんだっけと迷ったりもした。DS版ではテラに「嘘泣き」つけたから、ちょっとは戦闘が楽になったかな(うちの賢者爺様は嘘泣きし連発)。

エッジと爪。
エッジに爪を装備できる事を知らなかった。エッジは忍刀だけしか装備できないと思い込んでいたあの当時。加入初期は確かに後列配置だけど、以降は前衛になるので爪装備すれば弱点を突けたはずなのに。エッジよ、すまない。初回以降はヤン離脱後にとっとと売り飛ばしていたよ。

離脱メンバー装備のひっぺがし。
 今でこそカインの装備ひっぺがしはネタになるほど有名だけど、当時は何も考えず、そのまま持って行かせてしまっていた(8のサイファーが装備魔法を持ち逃げした時の怒りに比べれば、当時は全然ぼんやりしてた)。
 上でも言ってたように、リロードして装備をはがしてから物語を進めるという事は全然思いつかなかった。持ち逃げ云々言うよりも、育てたキャラがいなくなった方がショックだったんだよね。あのころは純粋だった。

「いいですとも!」のおかしさに当時は微塵も気づかなかった。
 うを、ラスボス来るぞ、来るぞ…と、手に汗握って心臓ドキドキしっぱなしだったので気にもならなかったらしい。だってその後の皆が力を与えてくれるシーンの感動や、ゼロムス戦でいきなり背景が逆流したりする方が(あれ超びびる、数あるラスボス戦の中で最強に心臓に悪い)記憶に残るじゃんかよぅ…。

 まだまだ色々あるけど、今思い返しても当時の私はひどすぎたw さすが子供のやる事だと言わざるを得ない。
 しかしそれでもなんとかクリアできるゲームバランスが凄いね。ドラクエ1を途中で投げて以来、FCやSFCのRPGは触ってこなかったけど、FF4のおかげですっかりFF信者になりました。

 全員がハッピーエンドを迎えた訳ではなく、苦い結末を迎えた者もいたというのも、とても印象的で衝撃だった。でも全員、そのキャラらしさを引き出した納得の行く終わり方だったのは間違いない。もし全員がハッピーエンドを迎えたら、一冊の本を満足した気分で読み終えた時のようにそれでおしまいにしてしまって、その後を考える事はなかっただろう。幸福と切なさが同居しているが故に、20年もの間ずっと惹かれ続けてきた。
 苦い結末と書いたが、後味の悪さは微塵も感じない事も特筆せねばなるまい。

 これはカインだけではなく、ゴルベーザとセシルに関しても言える事で、主人公であるセシルが戴冠式を前にゴルベーザの声を聞き一人呟くシーンは切なさ無限大。このエンディングは、セシルが心晴れやかに単純なハッピーエンドを迎える訳ではなく、兄に関する苦さや寂しさを含んだ複雑な思いでいる(ここで愛のテーマがかかるのが心憎い演出だし、ゴルベーザに対するセシルの答えだと思う)、その上での戴冠式&結婚式は幸福に溢れているが、未来は決して穏やかなものばかりではない、しかし隣にはローザが、そして共に旅をした心強い仲間達がいるという事を改めて感じさせる。
 エンディングを見てから評価しろという言葉を良く聞くけど、FF4のエンディングはラスボス戦の復活イベントの効果も手伝ってか、苦労が報われた感が大きく、エンディングを見たらハマらずにはいられない。

 離脱する(した)キャラにもそれぞれ自分の正義や見せ場ある為、どのキャラも魅力的で引き込まれ(おっさん組に関してはエブラーナの宝箱欲しさにパーティを鍛えている内に愛着も湧いてくる)、旅の途中で起こる脱力系のネタのバランスといい、演出も含めて本当によくできているなと20年経った今でも思う。

 最後に、FF4を作ったスタッフの方々と、私がFF4をやるきっかけを作ってくれた奈美ちゃんに惜しみない感謝と拍手を送りたい。

 FF4に出会えて良かった。これからもずっと好きです。
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