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妄言集。腐女子発言(カテゴリー)は基本的に折りたたみ。
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 携帯が青息吐息になっててピーンチ。助けてストレッチマン。赤外線通信やQRコードもついてない旧型なので買い替えの時期か。携帯会社からも「あんたの携帯古すぎるから来年一杯でサービス終了ね」って知らせも来たし。しかし手に馴染む大きさで好みの文字盤の携帯がない。余計な機能なんぞいらんちゅーのに(偏屈王)。
 機種変更したらTAができるかどうか気になるが、取りあえず本編に関する萌えを出してから取り掛かるのも悪くないかなと。私の書く話しは感想文的妄想な所が大きいし。

そんな訳で没放出第二段、今度は裏モノなので(色気のかけらもない短いギャグ)折りたたみ。カップリングはドラッグ→相変わらず受け攻め微妙なカインとセシル、ちょっと陛下×セシルかも。今も水面下では動いてるけど、来週からは更新再開したいなー。

●○


 陛下と話しをしようとしても、近衛兵達が行く手を阻む。
「ここは堪えて下さい、セシルさん」と顔馴染みの兵から辛そうに小さく囁かれ、セシルとカインは王座を引かざるを得なかった。
「とても話しのできる状態ではないな…」
 カインが先に立ち、廊下を歩く。が、その足はふと止まり、背後で立ち止まっているセシルを振り返った。今や赤い翼の隊長職を解任された暗黒騎士は、力なくうなだれている。兜はフルフェイス状態なので表情までは見えないが、動揺しているのは明らかだった。
「陛下は最近どうなさったのだろう…」
 力なく呟き落ち込むセシルに対し、彼の元まで戻ってきたカインがその肩をぽんと叩いて笑いかける。
「陛下ももうかなりのお年だ、きっと更年期障害という奴だろう。あまり深く考えるな」
「…以前は他の国に行った時、僕にだけこっそりおみやげを買ってきてくれたり、僕が欲しいと言った珍しい本を探して取り寄せてくれたり、周囲の反対を押し切ってまで強引に飛空艇団の隊長に押し上げてくれたりと、随分可愛がって下さっていたのに…」
「随分えこひいきされてたんだな、おまえ」
「うん」
「うんって…」
「これから僕はどうなるんだろう。このまま国を放り出されるんじゃ…」
「この任務を終える頃には陛下の頭も少しは冷静になっているだろう。指輪を届けるにしてもいつまでにと期限を決められている訳じゃないから、のんびり行くか」
「もし、もし僕がどこの隊にも戻れなかったらさ、カイン」
 顔を上げたセシルは思いつめた声をしていた。落胆するのは仕方がない、ちょっとした無理なら便宜を図ってやるかとカインは仏心を出して、話を聞いてやろうと聞き返した。
「なんだ?」
「…お嫁にして」
「おまえ、何を言い出して…」
「大丈夫、陛下には可愛がられてたけど何もされてないから! ちょっとしたプレイの相手はさせられたけど、傷物じゃないから!」
「取りあえず冷静になれ。な?」
「子供は産めないけど、その分、夜は満足させるから!」
 全身をいかつい鎧に覆われた男がなんて事を口走ってるんだと思いつつ、こんな人通りのある場所でそんな事を言われては堪ったものではない。とにかく彼を落ち着かせるべくカインはセシルの両肩に手を置いて、兜の下の目をじっと見る。そして、一言一言いい含めるように言葉を発した。
「あのな、セシル。まだそうと決まった訳じゃない。おまえが動揺する気持ちは俺にだって分かる。明日の出発準備は俺に任せて、おまえはとにかくゆっくり休め。疲れてるから悪い事ばかり考えるんだ」
「うん…」
 素直にうなずいたもののしょんぼりとしたセシルが気になるが、一人残して竜騎士団へと自分の不在を告げるべく歩き出したカイン。
 ミスト行きが終わればという自分の言葉を信じたいものの、どっちに転んでも未来が明るくないような気がして、重い足を無理に動かしながらも深々とため息をつかざるを得ないのだった。
 


 ナニゲに陛下に貢がせているセシル。最初はセシルの二つ目のセリフが「以前はあんなプレイやこんなプレイで可愛がってくれたのに…」でしたがセシルはそこまでヨゴレじゃないので修正。

 

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